手術するまでのコルセット生活

日常

中学1年のときに側弯症の手術を受けるまで、わたしは「コルセット」を毎日つけて過ごしていました。最初にコルセットを装着した日のこと、今でも忘れられません。想像よりもずっと硬くて重く、学校の制服の下につけるのも一苦労。とにかく「目立たないように」とそればかり考えていた記憶があります。

今回は、わたしが経験したコルセット生活のリアル、そして気をつけていたことをまとめてみます。いまコルセットとともに生活している方、保護者の方に少しでも参考になればうれしいです。

着けてるだけで汗だく!

夏は暑すぎです。背中からお腹までをガッチリ固定されるので、とにかく暑い。下に薄手の綿の肌着を1枚挟んでいましたが、それでも蒸れるし、かゆくなることも。

でも直接肌に当てるのはあまりふさわしくなかったので、夏はとにかく「汗対策」重視。登校前に汗ふきシートで一度体を拭いてから装着、帰宅後すぐ脱いで着替えるようにしていました。

服選びにひと工夫!

制服はブラウスとセーラーだったので、なんとか隠せていましたが、体操服や私服は悩みの種。ピタッとした服だとゴツゴツが目立つし、腕を上げるとコルセットの上端がチラッと見えてしまうことも。

なので、なるべくゆとりのある服や、重ね着ができるデザインを選んでごまかしてました。あと、長めのキャミソールを中に仕込むと、コルセットがずり上がりにくくなっておすすめです。

学校生活との両立!

コルセットをつけてると、座るのもきつい。授業中ずっとイスに座っていると腰や背中が痛くなることもありました。

とくに困ったのが体育の授業。わたしは体育のときだけは外していました。保健室で外して、終わったら急いで先生に装着してもらうっていうのが地味に大変。

メンタルケアも大事!

一番しんどかったのは、「見た目」への不安でした。制服や服の下にコルセットはつけていても、何かゴツゴツしていたり、、。

でも、先生や友達が配慮してくれたことが、どれだけ救いになったか。担任の先生や体育の先生も、無理をしないように見守ってくれたり。友達も「大丈夫?」って気にかけてくれたり。

肌着は綿素材で毎日清潔にしておく。

無理せず休憩。痛みはがまんしない。

脱着のタイミングを考えておく。

気持ちを吐き出せる相手を見つけておく。

今となっては、あの硬いコルセットもわたしの一部だったように感じます。側弯が進行しないようにと必死に支えてくれた大切な時間。あの頃のわたし、よくがんばってたなと、今なら素直に思えます。

いまつけているあなたへ。毎日大変だと思いますが、あなたの背中はきっと未来につながっています。無理せず、自分をいたわってあげてくださいね♡

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