手術をするか、保存療法か。

側弯症

小学3年、側弯症と診断されたときはまだ10度ほどでした。病院で「様子を見てきましょう」と言われて、ほっとした気持ちが大きかったです。背中が少し曲がっているけれど、普段の生活には支障がなく、体育も普通にできていたので、まだこれからどうなるかは実感できていませんでした。

でも、成長とともに背骨の曲がりも少しずつ進んでいきました。小学4年の時、30度を超えたころ、「コルセットをつけましょう」と告げられました。コルセットを毎日つけるなんて、と不安でいっぱいでした。特に夏は蒸し暑くて、汗で肌がかぶれることもありました。体育の着替えのときは、みんなの視線が気になって、保健室で着替えることが習慣になりました。

手術は本当に怖かったです。だからできるだけコルセットで抑えたいと、毎日頑張っていました。家族も応援してくれたけれど、どこかで「自分だけ嫌だなぁ」と感じる孤独もありました。

そんな中、ある日の診察でカーブは60度まで進んでいました。医師から「そろそろ手術を考えましょう」と言われた瞬間、頭が真っ白になりました。背中を切って骨をまっすぐにする手術。入院、痛み、リハビリのことを考えると、不安と恐怖で胸がいっぱいで、よく1人で泣いていました。

でも、「このまま放っておくと、呼吸や心臓に影響が出るかもしれません」と説明されて、と 怖さはあるけれど、このままではいけない、手術を選ぶしかないと思いました。

毎晩、自問自答ばかりの日々。

「手術を受けたらどんな自分になるんだろう?」

「怖いけど、手術したら今まで悩んできたことが解決できるのだろうか?」

怖さと不安が心を押し寄せる中で、少しずつ覚悟ができていきました。

最終的に、手術を受ける決断をしました。怖さはあったけれど、決めた後は、少しずつ強くなっていく自分を感じられました。

むしろ、この経験が無ければ今の自分はいません。

あの葛藤の時間は辛かったけれど、今となっては大切な財産、経験です。支えてくれた家族の優しさと、自分の勇気に感謝しています。

もし同じように悩んでいる人がいたら、怖いのは当たり前です。でも、自分の体を大切に思う気持ちを大事にしてください。焦らずに、自分のペースで考えてほしい。あなたは決して一人じゃないです。

最後までご覧いただきありがとうございました♡

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